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【ライヴレポ】現在進行形UVERworldが魅せた、結成15周年&デビュー10周年記念LIVE

UVERworld が結成15周年&デビュー10周年記念LIVEを国立代々木競技場第一体育館で開催した。今回はその中から、初日9月2日のライヴの模様をレポートしよう。

■来年消えると言われ続けていたけど…

ステージのスクリーンに開場時から表示されていたデジタルクロックが、開演時刻の18:30を表示すると客電が落ち、真太郎のドラムソロに続き、各メンバーのパーカッションが鳴り響き「Collide」でライヴはスタートした。crew(オーディエンス)に配布されたLEDリストバンドが会場を彩り、レーザービームが駆け巡る豪華な演出とUVERworldのパワフルな演奏で代々木第一体育館が巨大なライヴハウスと化していく。

「来年消えると言われ続けていたけど10年続いたぜ!」というTAKUYA∞のMCを体現せんとばかりのパワフルな演奏に、crewも日々の生活で感じている何かしらの圧力や権力への反抗心を爆発させるように叫び拳を突き上げ楽曲に呼応する。HIPHOPもプログレッシブロック的な変拍子もEDMも自分たちのロックスタイルに消化したUVERworldの熱い演奏にシンガロングと掛け声で応戦する。

MCのマイクを取ったドラム真太郎の9月2日にちなんだ下ネタが炸裂し(内容はご想像にお任せしよう)ステージ前方に登場したドラムセットへ移動するとメンバーがステージ最前方で演奏を再開。演奏も熱を帯び、金・銀のテープが舞い、再びレーザー光線が会場を駆け巡り、日常では味わうことのできない異空間を作り出していた。

■ライブは生ものなんだ、最高のGROOVEを生み出そうぜ

MCで、TAKUYA∞がベース信人のうっかりミスに突っ込みを入れるも、「今日最高のGROOVEを生み出そうぜ!」と伝え、彰のディレイの効いたクリーントーンギターに、ベースが絡み、ミディアムテンポのドラムが鳴らすのは、UVERworld流のRAPロックナンバー「志 -kokorozashi-」だ。ステージ中央・前方の張り出しにメンバーが集まり近い距離で演奏するとcrewもそれに合わせ体を揺らす、メンバーとcrewが一体となりこの日ならではのGROOVEを生み出していた。

「過去に何があったとしてもUVERworldを良いと言ってくれる人を全て受け入れる」と、15年間の活動で何事をも受け入れる包容力を手にした彼らの多幸感に満ちた怒涛のライヴパフォーマンスが再開され、スクリーンに映し出される歌詞に合わせ、オーディエンスの大合唱も熱を帯びて行く。

ライヴ中盤では信人、克哉、彰、誠果の4人が会場中央のセンターステージに登場。そしてメインステージの真太郎と5人で「Massive」を披露。予想外のセンターステージでの演奏に後方席のcrewたちは大感激であっただろう。

メンバー全員がメインステージに戻り、誠果のサックスが鳴り響き、ステージに火柱とスモークが立ち込め、会場を三度レーザービームが舞い、crewたちの大合唱が始まり、手拍子もばっちり決まっている。crewの腕に巻きつけられたLEDがオレンジに光り、炎を掲げながら叫んでいるかのような会場の一体感は圧巻だった。

■まだ新しい曲で勝負したいんだ、現在進行形のUVERworld

この日、マイクスタンドにマイクを置いたTAKUYA∞が、最後に歌ったのは「7日目の決意」だ。いずれ来るであろう、人生の終わり、死、に向かい合いながらも夢を追うことの意義を私たちに届けてくれた。

残念ながらこの日アンコールは無く、懐かしいあの曲や、あのアニメの主題歌の演奏も無かった。が、TAKUYA∞もMCで伝えていた通り、UVERworldはまだまだ現在進行形なバンドだ、再結成して過去のヒット曲を披露する往年のレジェンドバンドではない。これからも続くライヴツアー、さらにはこの先20年30年と日本のロックシーンを担ってくれるであろうUVERworldの今後の活動に期待したい。

最後に終演後の会場を見渡しながら、現在進行形のUVERworldではあるが、もしこの10年、15年の活動に勲章を授けるとしたら、汗だくになり、時には涙しながらも応援し続けてくれたcrewたちのライヴ後の笑顔だ、と感じた一夜だった。

  • minp!音楽ニュース(2015年09月17日)
  • 制作協力:okmusic UP's