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ユナイト、今年初のツアーの裏ファイナル公演でカウントダウンライヴ開催を発表

ユナイトが9月12日、『ユナイトmobile FC [elite U's] 限定ワンマン 2015 SUMMER ONEMAN TOUR 裏ファイナル「君たちも明日はない」』が新宿BLAZEで開催した。

――君たちも明日はない。

扇動的なタイトルが掲げられた裏ファイナル。会場となった新宿BLAZEは開演前から異様な熱気に満ちていた。ピンク、青、オレンジなど、好きなメンバーの色を示す光るブレスレットを両腕に幾重にも身につけ始まりを待つファン。閉じられていた黒幕が開くと、フロアは一気に沸き立った。

 〈70億分の1で 君に出会えた奇跡 この価値を今考えて〉

ボーカルの結が問いかけるように歌い始めた。ステージが七色に輝き出す。「アイ-'ation-」で始まったライヴは、舞台からもフロアからも熱が放たれ、思いが混ざり合っていく。当たり前のことなんて何もない。今、この時を大事に。強い絆を紡いできたユナイトとU'sの間にまばゆく光る虹色のアーチが架かった。

「それでは新宿のみなさま。〈イタダキマス〉」と始まった「ice」では、屈折した愛を歌い上げていく。おどろしいゴシック世界。思いが募るあまり、相手を殺めてしまうラストでは、結が〈ゴチソウサマデシタ〉と不敵に笑った。

4枚目のアルバム『UNiVERSE』を引っさげ、7月13日の高田馬場AREAから東京、大阪、北海道など16都市をめぐったツアーは、U's、自らと真摯に向き合おうと、「俺たちに明日はない」と銘打ち、1本1本をファイナルと思い臨んできた。互いの熱を確かめようと、アンコールの曲を決めず、本編を終えU'sからの「アンコール」の声に本気度を感じたら、再登場するという過酷な手法を選んだ。

「アルバムを一緒に育てていこう」と願いステージに立ってきた。8月30日、岡山IMAGEで行った最終公演では、歌唱中にスピーカーの音が出なくなるハプニングもあったが、U'sが合唱し5人を支え、トラブルを乗り越えるなど絆を深くした。

互いの愛情をぶつけ合ってきた18公演。締めくくりは盛大にと、「ハイスピードフェイスレスネス」では、〈愛をちょうだい〉と叫ぶU'sが、両手でハートマークを作り全身全霊で愛をささげ続ける。「暴れていこうか」とあおった「---キリトリセン---」では、身体を撃ち抜くような椎名未緒の激しいギターが、フロアに襲いかかる。真っ赤に燃え上がったステージでは、十字架にかけられたキリストのように結が両手を大きく広げ聴衆を圧倒した。

中盤にはギターのLiNが、モバイルファンクラブサイトで配信している「1分動画」を生で収録しようと提案し、敏腕マネージャーがステージに登場。LiNの「行けるか-、裏ファイナル!」の声に合わせ、手を振るなどしメンバーとU'sが共演した。「これだけの声援が…」と画面を見つめた未緒が、「オレたちの、あれが」と視聴者にU'sを紹介し始めると、ファンから「あれとは・・・?」と突っ込み。すぐに切り返すことができなかった未緒は「やばい。●●って言いそうになった。こういうこと言うと反感買うから。●●だとしてもオレは、愛しているよ」と告白すると、会場から笑いが。反応が気になったのか、未緒は「みんなのこと、オレが好きだってこと、伝わっていないと思って。広島ワンマンの後にSNSで、『みんなのこと好き』って言ったら、『酔っているんですね』って言われて・・・」と肩をすくめると、ドラムの莎奈が「お酒に?自分に?」と関西人らしい鋭い突っ込みを入れ、爆笑を誘っていた。

窮地に立った流れを変えようと未緒は「ここで耳寄りな情報があります」と呼びかけ。来年3月29日に来る結成5年目に向け、「Road to 5th Anniversary」と題した企画があることを紹介し、公表している第1弾、第2弾に続いて、第3弾の詳細について、「大みそかにカウントダウンのワンマンライヴをやりたいなと思っています。会場がとても狭いので2部制に、未成年と成年の部があります。場所とかは続報を待って下さい」と言い、「これがうまくいったら、年越しは毎年、沖縄でするのが夢なんです」と野望も語っていた。

うれしいサプライズに歓声がやまない会場に向かい、結が「うれしい?じゃあそのうれしさをオレたちに声で届けて」と始まった、「timeSICKness」では、結とLiNが歌でかけ合い。U'sもLiNとともに声を挙げ楽しそうに左右に揺れていた。

「オレはやっぱり、人が笑っている顔を見るのが好きなんだよね。一緒に楽しい空間を作っていこう」と笑顔が広がるフロアを愛おしそうに見つめた結。「しっかりついておいで」と始まった、「Cocky-discuS」ではタオルを振り回してファンが応戦。中央から下手、上手に分かれ交互にタオルを上げ下げするなど、パーティーのような大盛り上がりでフロアを熱くした。

結が「ラストスパート!」とシャウトした「イオ」では勢いがさらに加速。莎奈が右手に持ったスティックをくるりと回すトリッキーなポーズを見せれば、負けじとLiNも見せ場でギターを響かせていく。

本編最後には、「あと何回、オレたちは君たちに会えるんだろう。分からないから、今を全力で楽しもう。ツアーで育ったこの曲を受け止めて下さい」とフロアを真っすぐに見つめた。額に光る汗をぬぐい始まったのは、未緒がファンへの気持ちをつづった「universe」。

〈まだ君にもっと聴かせたい音楽がココにあるよ〉

ベースのハク、未緒、LiN、結とフロント4人がステージぎりぎりまで前に出ていく。宝石のようにまばゆく輝くスポットライト、サイリウムがライヴハウスを宇宙空間に変えた。無限に広がっていく光りの輪。結は歌い続けるU'sに目をやると、左右の耳に両手を添え思いを受け止めるように瞳を閉じた。

今年初のツアー。「今をしっかりと生きよう」という願いが、ユナイトとU'sの思いを固く結んだ。恒例となった記念撮影を終え、閉じた黒幕。「本日の公演は以上を持ちまして、全て終了いたしました」と無常の声の中、再登場を信じ、「アンコール」と叫び続けた。「ありがとう」の声を届けた終演10分後、その思いに応えるように、「アンコールありがとう。すごく実りのあるワンマンとツアーでした。今日も実りのあるいいライヴだったと思います。また必ず会いましょう」と未緒からメッセージが。「また、会おう」互いを称えるように会場に拍手が起こっていた。

ユナイトは10月から1カ月の間、ユナイトとしての活動を休止。“黒ユナイト"として、DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、アルルカン、Royzらを迎え11月1日に新宿BLAZEで『黒ぇ。2015秋』と題したイベントを開く。イベントは来春の結成5年に向けた企画の第1弾で、第2弾は12月13日にTSUTAYA O-EASTで実施。過去にメンバーが所属した4バンドを復活させ、ユナイトを含めた全5バンドが対峙する。

TEXT:西村綾乃
PHOTO:西槇太一

  • minp!音楽ニュース(2015年09月16日)
  • 制作協力:okmusic UP's