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大人の夏を演出する、夏の寂しさを歌った5曲

連日の猛暑で気づいていないかもしれませんが、もうすぐ夏が終わってしまいます。残念ですが、過ぎ去る季節の悲しみをきちんと音楽で演出するのが大人。ということで、今回は大人の夏を演出する、夏の寂しさを感じさせる楽曲を5曲選んでみました。寂しがってばかりじゃ大人じゃない! 雰囲気を出してこそ大人!ですよ。

1.「若者のすべて」(’07)/フジファブリック

フジファブリックが07年にリリースした楽曲。後にBank Bandでミスチルの桜井さんがカバーするほどの普及の名作でもあります。“花火”という単語や、惜別を感じさせる歌詞はもちろん、美しいメロディーと、無駄を削ぎ落としたアレンジが、夏の寂寥感を演出してくれます。夏の旅行の帰り道なんかに、車の中で聴くと、マッチしすぎて涙が止まらないかもしれません。残念ながらこの曲が出た当時のVo&Guであった志村正彦さんは急逝してしまいましたが、この曲の持つ力はそういった事実とは関係なしに、夏の終わりになれば誰もが思い出す名曲です。

2.「secret base ~君がくれたもの~」(’01)/ZONE

2001年にリリース。井上真央が主演し、子供たちにも人気のあったドラマ『キッズ・ウォー3』の主題歌でもあるこの曲は、ZONEの存在を世間に知らしめた楽曲であると同時に、聴けばティーンの頃の夏休みを思い出させる曲です。秘密基地、転校…今はもう戻れないあの頃。聴けば夏の終わりとは関係なく、寂しさが込み上げてくる楽曲ですが、そうしたどうしようもない事実と向き合ってこそ、“大人”と言えるでしょう。ちなみに、この歌詞のように、この曲をリリースしたちょうど10年後の8月、ZONEは再結成。この楽曲を演奏するという、できすぎたエピソードがあります。

3.「自転車泥棒」(’90)/ユニコーン

1990年にリリースされたアルバム『ケダモノの嵐』に収録された楽曲で、シングルではないですが、のちにリリースされたベストに収録されたほど、ファンからの人気が高い楽曲です。これまで“大人”になるためには!と、このコラムでは過去に向き合うことを重ねて宣言してきましたが、この曲では男の子が女の子の成長に向き合う楽曲です。ひと夏でグッと大人っぽくなったあの娘。大人になってからでは味わえない体験ですが、夏の夕暮れ、お酒を傾けながら、もうすでに遠くなってしまった夏の思い出を、この曲を聴きながら思い出してみるというのも、夏の終わりの演出に最適ではないでしょうか?

4.「イッサイガッサイ」(’05)/KREVA

2005年にリリースされた曲。これまでの3曲が少しティーンの頃の思い出を呼び起こさせるような楽曲であったのと逆に、この曲は大人の夏休みの終わりを演出させる楽曲です。恋人同士、やっと合わせられた1週間程度の休み。特に海外とかに行くわけではないけど、近場でいろいろ出かけて思い出を作る。KREVAのリリックとラップで、数分間の間にこの曲の登場人物がリアルに想像できる名曲です。もしかすると、今は恋人がいない人は、去年の夏は恋人とこう過ごしていたのになぁ…と、少し寂しくなってしまうかもしれませんが。夏の終わりと同じく、そうした事実と向き合うのも“大人”ということで。

5.「夏の思い出」(’03)/ケツメイシ

03年リリースの曲。カップルが夏の終わりに想いを馳せる曲がさっきの曲だとすれば、この曲はそうした側面も含めつつ、仲間たちと楽しく過ごした、それこそ“夏の思い出”全てを集約した楽曲と言えます。軽快なトラックに乗せて、誰もが感じ、経験したことがありそうな夏の思い出が歌われる…いや、実はしたことないのに、したことがありそうなこの感覚がケツメイシ節と言えるでしょう。ラスト近くのヴァース、《1人だけで過ごす夏の日に 振り返る時》という振り返るフレーズが入っているのも、夏の終わりの切なさを分かっている彼らだからこそできる大人な描写と言えるでしょう。

  • minp!音楽ニュース(2015年08月17日)
  • 制作協力:okmusic UP's