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縁台、打ち水、夕涼み・・・日本の夏に似合う曲

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
縁台に座って団扇をパタパタ・・・。蚊取り線香の匂いと共に、目の前には茹でトウモロコシ。日本の夏に似合う曲を集めました。みんなの頭に浮かぶ定番の曲だけではない、日本の夏にピッタリな曲をどうぞ。


⒈「サマージャム’95」/スチャダラパー
https://www.youtube.com/watch?v=15TvLqK29PU

ちょっとベタなんですが……やっぱり夏といえばヴィヴラフォン奏者Bobby Hutchersonの透明感ある名曲”Montara”をサンプリングしたスチャダラパーのこの曲。
なんとも言われぬ絶妙な庶民感覚に、誰しも共感せずにはいられない彼らの代表曲。暑苦しい夕方、一人で家にいてもこれを聴いたらちょっと暇してる友達にでも連絡して夏を楽しみたくなっちゃいます。
(選曲・文/田中 孝典)

⒉「歩いても 歩いても(エピローグ)」/ゴンチチ
https://www.youtube.com/watch?v=T8VpUDjMU6Q

夏の夕暮れ時、風呂上がり、縁台に座ってよく冷えた缶ビールと茹でたてとうもろこし。
ラジオのプロ野球ナイター実況中継があればBGMはいらないと思うのですが、あえてこんな時に音楽のひとつでも、というのならばラジオの音声をあまり邪魔しないほうがいいですね。
ということで、ナイター中継の後ろで流れていても心地よいゴンチチの音楽で。
是枝裕和監督の2008年の映画「歩いても 歩いても」のゴンチチによるサウンドトラックからエンディング・テーマです。ゴンザレス三上とチチ松村の二人によるギターユニット、ゴンチチの音楽は映画のサウンドトラックやCM、テレビ・ラジオ番組のオープニングまたはエンディング曲などに幅広く使われていて、「あっ、これ聴いたことある!」な曲がたくさんありますね。この「歩いても 歩いても」は家族をテーマにした映画ですので、サウンドトラックは家族の情景が浮かぶような少し郷愁を誘うやさしい音楽にあふれています。蚊取り線香の匂いが似合うギター・サウンドなんてゴンチチならではと思わせる、ほっこりする1曲です。
(選曲・文/阪口マサコ)

⒊「百万光年彼方から」/浅草ジンタ
https://www.youtube.com/watch?v=mAgPV3l8lho

浅草に根を下ろし、世界に音楽を発信する、浅草ジンタ。実は落語芸術協会の協会員で笑点にも出演したことがあるのです。
ジンタの奏でる粋でグルーヴィーな音楽は、夏の風景にもよく似合います。縁台で一番星を眺めながらこの曲を聴けば、なんだか今日も良い1日だったなと思えて、とても幸せな気持ちになります。とうもろこしを頬張りながら、親戚と一緒に笑いあう。楽しい夏休みに彩りを添えてくれます。
(選曲・文/石井由紀子)

⒋「唯丸節」/桜川唯丸 With スピリチュアルユニティ
https://www.youtube.com/watch?v=r1W7EGULc6s

河内音頭と江州音頭の節回しは、大阪の人間にはとても親しみのあるもので、子供の頃盆踊りに行くとよく分からないおっさんが、切れ目なくメドレー形式で音楽が流れ続け独特の節回しで歌い続けていたぼんやりとした記憶があります。
ローカルな音楽ですが、日本でワールドミュージックが流行った90年代に、従来の江州音頭の枠にとらわれず前述の音楽とのミクスチャーを行った桜川唯丸氏の名曲をご紹介します。
江州音頭独特のラップのような節が随所にはさまれますが、合間に演奏されるのは 證城寺の狸囃子、ブンガワン・ソロ、聖者の行進と、とんでもないものになっています。そして仏教のバックグラウンドから般若心経も読まれます。
それをしっかりした演奏力のバンドが支える、知らない人にとってはなんのこっちゃ、ルーツにある人にとっては驚きの音楽です。
とはいえ、純粋に音楽としてとても面白く素晴らしいと思いますので是非ご一聴を。日本のトラディショナルミュージックに興味を持つ入り口になるかもです。
(選曲・文/田中 孝典)

⒌「夏音」/GLAY
https://www.youtube.com/watch?v=RAdzMJbqnQY

2006年に発表されたGLAYのシングル曲。数字上は一応オリコン週間1位、ヒットした楽曲になりますが他に数多のヒット曲が存在する彼ら。意外とこの曲の存在を知らない人、忘れている人も多いかもしれません。
GLAYのサウンドはロックというジャンルにありながら、どこか日本調のメロディーに季節を感じさせる歌詞が耳に残ります。その点で言うとこの曲はとてもGLAYらしいナンバーではないかと思います。風鈴の音で始まるオープニング、ストリングスが目立つやや重い雰囲気のバラードは夏の暑さによくマッチしていますね。歌詞は儚いラブソングですが、夏の空を思わせる内容はエアコンの涼しさを全く感じさせません。団扇をあおぎながら、恋しい人を思って暮れゆく空を眺めるのもまた一つの過ごし方なのではないでしょうか。
(選曲・文/Kersee)

  • minp!音楽ニュース(2015年07月30日)
  • 制作協力:okmusic UP's