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「ブチ上がる、その上へ」柏CITYハードコア代表kamomekamome新作インタビュー

千葉県は柏市(KCHC)を拠点に活動するエモ/プログレッシブ/ハードコアバンド、kamomekamome(カモメカモメ)2年半振りの3rdアルバム『Happy Rebirthday To You』が本日6月2日にリリースされた。

『Happy Rebirthday To You』はオリジナルメンバーであった元SWITCH STYLEの中瀬賢三の復帰後初のアルバムであり、バンドの特徴であったポスト・ロック的変拍子サウンドや深遠を探る歌詞世界は完全にバンドの血肉となり、更なる進化/深化を遂げたメンバー自らも最高傑作と自負する仕上がりとなっている。

このリリースを記念して、メンバー自身がアルバムを語るインタビューが届いているので、こちらを読んで興味を持ったら是非音源やライブに触れてみて欲しい。

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<kamomekamome3rdアルバム『Happy Rebirthday To You』発売記念インタビュー>

●前作でもライヴを意識してたと思いますが、今作はそれ以上の勢いや走りっぷりですよね。

織田壮一郎(ギター)(以後織田) 前作は曲作りのスパンが長かったんですよ。でも今回はすごく短いスパンで8、9曲作ったから、そのときのメンタルが出たんじゃないかなと。前作は1stアルバムのニュアンスをどう払拭するか、もっと新しいものをどうやって作るかに意識が向いてたから。前作は、1stアルバムのニュアンスがまだ残っていたと思う。それを越えて、今回の作品ができたから。

嶌田“MARCY”政司(ドラム)(以後嶌田) 今度も一聴するとキャッチーだけど、いろいろ絡み合ってるんですよ。1stアルバムはわかりやすい変拍子でやってたじゃないですか。で、前作ではもう少しタイトに聴かせる変拍子も増えて・・・今回概要はコンパクトで聴きやすいけど、それに絡むフレーズは前作よりも凄かったりするんですよ。シンプルだけど、すごく詰め込んでいるという。やっぱり、今回ベースが賢三に交替したのは大きいですね。前任のヤス(上沼康彦/現ブディストサン)は地に足を着けるベース・ラインで、何をやってもジャマをしないんですよ。賢三は詰め込んでフレーズを弾くタイプだから、アレンジに関しては大変難しかったんじゃないかな。

織田 そうだねえ。全然違いましたね。

●あと、6曲目「髪を結った部屋」でのいきなりドラムで始まる流れとか、非常にかっこいいですね。

嶌田 今回は俺イントロにすげえこだわったんですよ。この曲はドラムで始めたいと思ったし、「エクスキューズミー」は歌で始めたいと言ったんですよ。「ハンズフリーからのお知らせ」のイントロのアイデアも俺が出したし、今回はその辺にもこだわった感じはありますね。自分で聴いたときにハッとするだろうし、冒頭でドキッとする感じを1曲1曲で出したくて。今回はビックリ箱的要素を入れたかったというか、ある意味、前作で物足りなかった部分も解消できたんじゃないかなと。

向達郎(ヴォーカル)(以後向)(遅れて登場) 音源どうでした?


●1st、2ndアルバムのいいところを抽出しつつ、ネクスト・レベルに突き抜けた最高傑作だと思います。

向 嬉しいなあ。バランスもいいでしょ? それができて良かったなって。


●賢三さんとの歌の絡みは、どうですか?

向 賢三の加入は、ほんとに新しい武器を手に入れたなと思って。僕が思った以上に彼はいい仕事をしてくれましたね。


●向さんと賢三さんが揃ったことで、よりハードコアの軸が太くなった印象も受けますが。

向 うん、やっぱり琴線が似ているというか。歌は俺が全部作っているんだけど、「あっ、かっこいいね」と思うところが一緒なんだよね。


●もはやツイン・ヴォーカルと言ってもいいスタイルだし、個人的にはヌンチャクっぽい雰囲気も浮上してきたなと。

向 うん、ヌンチャクだったり、スイッチ・スタイルだったりね。スイッチ・スタイルもツイン・ヴォーカルだったから。最初はベーシストというより、ヴォーカリストとして迎えたかったしね。俺は賢三の声が大好きだし、大ファンだから。そんな人と一緒にできるなんて、最高じゃないですか(笑)。


●ヴォーカルに関して、何か思い描いたイメージはありました?

向 ブチ上がる、その上みたい感じかな(笑)。


(TEXT:荒金良介)

  • minp!音楽ニュース(2010年06月02日)
  • 制作協力:okmusic UP's