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楽しい時、悲しい時、そこに音楽があった…観ておくべき珠玉の音楽映画3選

失恋したときに聴いた甘いメロディ、受験勉強で夜なべしたときにラジオから流れた流行歌、あの娘とのドライブデートのために作った自分オリジナルのCD…。
忘れがたき思い出と共にあるのが、音楽。その旋律を聴くと、おのずとあの頃の甘酸っぱい気持ちが蘇えってくる、そんなこと、ありますよね?
今回はそんな“音楽”をメインにした人間ドラマ、感動大作などをご紹介。

「ブラス!」は、イギリスの小さな炭鉱の町を舞台にした人間ドラマ。炭鉱の閉鎖騒動に揺れる町で、音楽の力を信じる炭鉱夫たちがブラスバンドを通じて“生きることの素晴らしさ”を訴えていく。

今作の背景にあるのが、南ヨークシャーにある炭鉱町に現存するブラスバンド“グライムソープ・コリアリー・バンド”の実話。劇中の演奏シーンでも、彼らの勇姿を見ることができ、もちろん、サントラにも参加。アイルランド民謡である「ダニーボーイ」やイギリス出身の作曲家エドワード・エルガーの行進曲「威風堂々」など、力強い演奏は必聴だ。


続いて、アカデミー賞で監督賞など計3部門に輝いた「戦場のピアニスト」。実在するユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの戦争時の壮絶な経験をもとに描く感動大作だ。

ドイツ軍によって虐げられたユダヤ人たち。ある日、シュピルマン一家は強制的に隔離され収容所行きとなるが、シュピルマンのみ命からがら脱出。しかし、そこからが彼にとっての本当の地獄だった…。ラストシーン近く、満足な食料もなく、生きる希望も消えかけた状態で、みごとなピアノ演奏で魅せるシュピルマンの姿が胸を熱くさせる。

また、主人公を演じたエイドリアン・ブロディの渾身の役作りも特筆すべき点で、みごとにアカデミー賞主演男優賞を受賞した。


最後は「ベルベット・ゴールドマイン」。ボブ・ディランの半生をクリスチャン・ベイル、リチャード・ギアら6人の俳優が演じ分けた「アイム・ノット・ゼア」などで知られる俊英トッド・へインズ監督が贈る友情ドラマだ。

70年代にロンドンを席巻したあるロック歌手が、栄光の頂点から地に落ち失踪を遂げるまでを、ひとりの新聞記者の視点で描く。こちらは先に紹介した2作と異なり、完全なるフィクションの映画。しかし、ジョナサン・リース=マイヤーズ演じる主人公のロッカー、ブライアンのモデルはイギリスを代表するロックスターのデビッド・ボウイとされ、ユアン・マクレガーが扮した彼と共に愛憎の日々を過ごすロックバンドのボーカリスト、カートは“ゴッドファーザー・オブ・パンク”の異名を持つイギー・ポップを髣髴とさせる。実際に70年代、親密な関係を過ごしたボウイとイギーの知られざる友情譚として見ても、非常にドラマチックだ。


音楽によって“主張”を唱え、“生きる希望”を見出し、“友情”を育んだ劇中の登場人物たち。彼らの姿を見れば、やっぱり“NO MUSIC NO LIFE”なのだと、改めて実感できる!

  • minp!音楽ニュース(2015年02月24日)
  • 制作協力:okmusic UP's