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ケイト・ブッシュ6年振りの新作は旧作を再構築した「ディレクターズ・カット」盤

孤高の天才アーティスト、ケイト・ブッシュが6年ぶりの新作『ディレクターズ・カット』を発表した。
『ディレクターズ・カット』は『センシュアル・ワールド』(1989年作品)『レッド・シューズ』(1993年作品)という2枚のアルバムから楽曲を選び、新録した作品。ケイトのリード・ヴォーカルとドラムは全て新たに録音し直すなど、細部までこだわりぬいた美学によって11の楽曲は新たに生まれ変わっており、自身も再録盤やセルフカヴァーではなくニュー・アルバムという位置づけのようだ。

「もう何年か、『センシュアル・ワールド』と『レッド・シューズ』中の曲の一部を見直してみたいと思っていたんです。それでミュージシャンたちのオリジナル演奏でも特に素晴らしい部分はそのまま残しつつ、新たなシーンや感触を加えて、すべてをまたひとつに縫い合わせてみたところ、いわばディレクターズ・カット(映像ではなく音の、ですが)ともいうべきものになりました。そしてこれらの歌を再び歌おうとしてみたら、まるでドアを違う形の鍵(キー)で開けようとしているかのような感じでした。それで、キーを変えてみたら、ドアが開いていったという・・・」

サウンド面での変更に加え今作では歌詞や曲タイトルにも“ディレクターズ・カット”が影響を及ぼしている。
例えばタイトル曲「センシュアル・ワールド」は、今回「フラワー・オブ・ザ・マウンテン」という新タイトルとなり全く新しい歌詞に変更されて収録されている。
この歌詞は20世紀最高の文学の1つと讃えられているジェイムズ・ジョイスの名作『ユリシーズ』から引用して創られたもので、当初はジョイスの作品を管理するジョイス財団からの許諾に時間がかかり、今回晴れて収録が実現したという。

今回リリースされるケイト・ブッシュ『ディレクターズ・カット』は通常盤の他、限定生産盤として、本作のオリジナルとなる『センシュアル・ワールド』と『レッド・シューズ(リマスター盤)』をカップリングした3枚組のコレクターズ・エディションも同時発売される。
なお同作品は、発売週に全英チャート2位を獲得。彼女の根強い人気を証明する1枚となっている。

【リリース情報】
ケイト・ブッシュ『ディレクターズ・カット』
TOCP-71120 2,500 yen (tax in.)

限定生産:3枚組 『ディレクターズ・カット(コレクターズ・エディション)』 TOCP-71121〜23 スペシャル・プライス3,800円 (税込)

カタログ4W 『ドリーミング』『愛のかたち』『センシュアル・ワールド』『レッド・シューズ』アートワーク新装盤・各1,800円(税込)で再発売

  • minp!音楽ニュース(2011年07月21日)
  • 制作協力:okmusic UP's