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阿保剛ハイレゾ版サントラ第6弾は「12RIVEN」、非売品CD収録曲も含む完全盤に

ゲーム音楽職人・阿保剛のハイレゾ作品集第6弾『High Resolution Soundtracks 12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』の配信が2月26日よりスタートした。


1992年よりパソコン/コンシューマーゲームのBGM作編曲を始めた阿保剛は、「メモリーズオフ」シリーズ、「Ever17」等のInfinityシリーズ、「CHAOS;CHILD」や「STEINS;GATE」「ROBOTICS;NOTES」の科学ADVシリーズなどを手掛ける人気作家。今作では、2008年3月にPlayStation 2で発売された、「Never7(infinity)」、「Ever17」、「Remember11」の3作が発売されている「infinityシリーズ」に続く発展形である「integralシリーズ」として継承された個性派アドベンチャーゲーム「12RIVEN -the Ψcliminal of integral-」の進化した音像から新たな価値観が得られている。

同作のBGMは、パラレルな世界観の中で難解で複雑な構成の作品を表現する内容になっており、今回のハイレゾ作品集ではBGMを全曲収録するほか、予約特典用非売品CDに含まれたアレンジバージョンを加えた完全盤として、96kHz/24bit版リマスターを作成し、最終ミックスダウンで完璧仕上げを行っている。ハイレゾ版だからこそ聞こえる、音像の“向こう側”を堪能できる仕上がりになっているとのこと。

なお同日には、「想定科学パチスロ STEINS;GATE 廻転世界のインダクタンス」に収録された唯一の新曲である彩音「IF」、アイドルカレッジ「イチズレシピ」(TVアニメ「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件」OPテーマ)の配信もスタート。配信レートは全て96kHz/24bitとなっており、主要配信サイトで購入できる。気になる人はチェックをお忘れなく。

■阿保剛 コメント

infinityシリーズからintegralへ、との事で、本作もより深く難解な設定や背景となる物語を意識して制作しました。
本作では能天気な要素はあまり考えず、シリアスなシナリオ本編を強く意識しています。なので、完成したBGMを聴き返して見ると、明るめな楽曲は3曲程しかありませんでした。
他のBGMは、ほぼ全てシナリオの特定のシーンを具体的にイメージ、リンクさせて作っています。
本作のBGM制作は従来と違う方法をとりました。
従来はプロジェクトに入る際にサウンドリストを頂くのですが、まず最初にシナリオなど資料を頂き、それらを読みつつ必要な楽曲をイメージ・メモしていき、読み終わったらある程度のBGMリストが出来ている状態となりました。そして再度読んでリストを調整し、私の方からゲーム制作サイドに「こういったBGMを作ろうと思います」という提案をさせて頂きました。

時間を題材にした物語でもあるので、時間的変化を持たせた音色を意識して作成・使用してます。。そのため、演算で作られた音色が多い事もあり、ハイレゾ化による特性の変化もあったのですが、全体のバランスが崩れず、更に過去データの再現性も高かったので、本作は、そのまま忠実に高解像化させる事が出来たという印象です。

一番始めに作ったテーマ曲「Integral」と、重要シーンの流れを楽曲にした「Eclipse」は思い入れ深いです。
「Integral」はイントロが黙示録、Aメロが物語AとBの疾走感と危機感、Bメロは時間、再びAメロにて助け・助けられの人間味、そして最後は委ねられる未来と謎の提示、動き出す時計。ネタバレ無しで書くとそんな流れです。
「Eclipse」はその名の通り日蝕に関わる物語の重要シーンの流れとなっています。
詳細は書けませんが本編でも聞いて頂ければ幸いです。
「Seek out」「Disease」「Verify」の3セットの曲もお気に入りです。
全体的にデジタル音色が多めですので、その辺を聴いて頂けると嬉しいです。
本編をプレイされた方は各曲それぞれどのシーンを想定して作ったかなと想像しながら聴いて貰えれば幸いです。

  • minp!音楽ニュース(2016年02月28日)
  • 制作協力:okmusic UP's