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「世界一ギターの上手い夫婦」テデスキ・トラックス・バンド ロンドンレポート

スーザンの「アメリカからイギリスへ招待してくれて、ありがとう。このメンバーで、初めてのロンドンで、この伝説的な会場に立てて光栄です。嬉しいわ。」というスピーチに大歓声が沸き起こり、ライヴが始まる。

最新アルバム『レヴェレイター』の楽曲を中心に、ジョー・コッカーの「Space Captain」、デレク&ドミノス「Anyday」、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「Sing A Simple Song」といったカヴァー楽曲も披露。ジミ・ヘンドリックスの「Manic Depression」ではドラマーのオテイルが歌い、スーザンとデレクがツイン・リードを奏でる。そして「このあいだ97歳になるおじいちゃんと話したら、こう言うのよ。たまにはみんながよーく知ってる曲をやんなさいよって。だからおじいちゃんのアドバイスに従って今回この曲をやってみるわ」というスーザンのMCからスティーヴィー・ワンダーの「UPTIGHT」も披露。家族とライヴを観に来ていたスティーヴ・ウィンウッドも、曲が進むに連れてどんどん身を乗り出し、一緒にノッて手拍子をしていた。

テデスキ・トラックス・バンドは、「スーザンとデレクの夫婦+バックバンド」というだけのバンドではないことがよくわかったライヴだった。スーザンの声もデレクのギターも、もちろん最大の魅力の一つだが、それぞれの個々のメンバーがすさまじいテクニックと深い音楽への愛情と情熱を持ち、彼ら一人一人の化学反応によってバンドが更なる高みへと昇っていく。まさに60年代や70年代のいくつもの伝説を作っていったロックバンドの最良の形がここにあるような気がした。

【リリース情報】
テデスキ・トラックス・バンド『レヴェレイター|Revelator』
発売中 SICP3143  ¥2520(税込)

  • minp!音楽ニュース(2011年07月05日)
  • 制作協力:okmusic UP's