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坂本真綾全国ツアーが感動のフィナーレ「旅は終わりますが、また会いましょう!」

2015年4月より展開されてきた坂本真綾の音楽活動20周年記念プロジェクトのラストを飾る第8弾が、ファンへの感謝の気持ちを込めた電子フリーペーパー「Memorial Press“sankyu!”」の期間限定・無料配信であることが明らかに。そして、2016年2月7日(日)中野サンプラザホールにて行われた全国ツアーファイナル公演のオフィシャルレポートも到着した。


坂本真綾とBOOK☆WALKERがコラボレーションした「Memorial Press“sankyu!”」では、メモリアルイヤーとして駆け抜けた2015年4月~2016年3月の記録を、1年間にわたって撮り溜められた多数の写真や、書き下ろしのテキストとともに、2回に分けて無料で限定配信。第1回配信は2016年3月1日~3月31日、第2回配信は2016年3月14日~3月31日の期間に行われる。詳細については、特設ページ(http://bkwk.jp/maaya)を参照されたい。

また、坂本真綾のエッセイ「満腹論」電子書籍化1周年記念を記念した特別キャンペーンも実施。こちらは、「満腹論」をBOOK☆WALKERでダウンロードした人に、限定で特典プレスを配信するというもの。さらに、坂本真綾へのお祝いコメントを掲載中の“20周年記念サイト”には、坂本真綾「ユニバース」のMV(全編アニメ映像)からの付き合いで、長年「満腹論」のイラストを担当している劇団イヌカレーからのお祝いイラストも到着している。

各情報の詳細については、20周年記念サイト(http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/20th/)をチェックしよう。

■坂本真綾 LIVE TOUR 2015-2016“FOLLOW ME UP” 2016年2月7日(日)中野サンプラザホール

坂本真綾の全国ツアー「LIVE TOUR 2015-2016“FOLLOW ME UP”」が2月7日の中野サンプラザホールでの追加公演をもって遂にファイナルを迎えた。
このツアーはデビュー20周年記念プロジェクトのひとつとして、昨年11月21日の神奈川・ハーモニーホール座間公演を皮切りに約2ヶ月半、自身最大規模で行われた。最新アルバム『FOLLOW ME UP』の収録曲はもちろん、「20周年の節目ならではのちょっとマニアックな曲もお届けしたい」と、彼女のキャリアの中で生み出されていった多彩な楽曲陣と豊かな表現力を存分に感じ取れるセットリストで観客を魅了した。

●清々しい幕開け

赤いチェックのセットアップがキュートな衣装で登場した1曲目は「FOLLOW ME」。昨年3月に行われた「坂本真綾20周年記念LIVE“FOLLOW ME”at さいたまスーパーアリーナ」を開催して感じた想いを綴ったこの曲を歌いながら、落ち着いた雰囲気とにこやかな表情が遠くからでもよくわかる清々しい幕開け。「Be mine!」や最新アルバムから「さなぎ」などアグレッシヴなナンバーを披露して会場の熱気を更に上昇させ、MCでは昨年のトリビュート盤『REQUEST』で「ポケットを空にして」をカバーしてくれた真心ブラザーズのライヴで訪れたという、中野サンプラザホールにまつわるエピソードも。

●20年で培ってきた多彩な魅力を放出

「そしてここからはもっとディープなワールドへお連れします」と宣言した中盤では世界平和を願う鋭い歌詞が印象的な「ちびっこフォーク」や、ステージ中央の段差に腰掛けて歌われるメロウな「That is To Say」、大人の色気も感じさせる「まだうごく」などを次々と披露してじっくりと聴かせてくれた。終盤ではオーディエンスの大きな手拍子に包まれながら多幸感いっぱいの時間となった「幸せについて私が知っている5つの方法」、ドラマチックかつシリアスな世界観の「色彩」、朗らかでキュートな「Life is good」などサウンド・アプローチも異なる楽曲たちを続けざまに届け、20年というキャリアで培ってきた多彩な魅力を惜しみなく放出。そして最新アルバムから〈今の坂本真綾〉を感じさせる「アイリス」をエモーショナルに歌いあげる姿は、このツアーの美しきハイライトだった。

●最終日だけのサプライズ

本編ラストの「シンガーソングライター」では、途中で客席に下りて通路を歩きながら歌うという、最終日だけの嬉しいサプライズも!再びステージに戻った彼女が「歌って!」とみんなに呼びかけると、大きな声が響き、バンドが奏でる音と観客の歌声を坂本が指揮をとる素晴らしいフィナーレを迎えた。

●松任谷由実のカバー「卒業写真」に「感慨深い」

アンコールでは白いロングドレスで登場し、アニメ『たまゆら』の主題歌コレクションに収録されることが決定したばかりの松任谷由実のカバー「卒業写真」が披露された。彼女はかつて中野にある高校に通っていたこともあり、ここでこの曲を歌うのは「色んな気持ちが混ざって感慨深い」と言っていたが、まさに思春期的な揺らぎと憂いを含んだようなその歌声は格別なものだった。

●オーディエンスとの距離感は一層近くに

ライヴが進むごとに「あー、終わってしまう!」と、ツアー最終日を名残惜しそうにしていた坂本。「自分自身の10代、20代に語りかけたい」という言葉で始まった「これから」は、このツアーだけでなく色んな想いを抱えながら活動を続けてきた20年を愛しく抱きしめるかのような響きでもって歌われていた。「旅は終わりますが、また会いましょう!」とピアニカを片手に歌った「ポケットを空にして」まで、実に温かな空気に満ち溢れているライヴだった。それは「これからもまだまだ先に進まないと。もしよかったらみんなも一緒にどう?」なんて気持ちで作られたアルバム『FOLLOW ME UP』に込められたメッセージがしっかりと伝わって、ツアーを通じてオーディエンスとの距離感がまた一層、近くなったからだろう。去り際に何度も客席を見渡して、その愛をしっかりと受け止めるようにお辞儀していた彼女が印象的だった。

そして遂に20周年記念プロジェクト第8弾となる電子フリーペーパー「Memorial Press“sankyu!”」の配信情報も発表された。多数の写真や書きおろしエッセイなど、メモリアルイヤーの思い出を振り返りながら楽しんでもらえる内容になるということなので、こちらも是非チェックしてもらいたい。

Text:上野三樹

  • minp!音楽ニュース(2016年02月08日)
  • 制作協力:okmusic UP's