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個性的な椎名林檎が20年近く輝き続ける理由

1998年に「幸福論」でデビューして以来、衰えることなく人気を博し続けている椎名林檎。デビュー当時のインパクトは相当な物で、一気にその名を世間に知らしめました。その後も独自の世界を展開してその多才っぷりを発揮。デビュー当時からその少しハスキーな声や曲調、動きや表情、その全てから色気あふれる女性ではありましたが、歳を重ねるごとに余裕も感じさせる、まさに大人の女性へと成長し、今では男女問わず、皆が「色っぽい」と感じるアーティストなのではないでしょうか。その他に類を見ない独特の世界観でファンを魅了し、年々進化していく彼女の魅力あふれる作品について紹介します。


■MVの妖しさに見惚れる人続出!「本能」

椎名林檎といえば「本能」と連想する人も多いくらいインパクトの大きかった作品です。なんと言ってもこの曲の最大の話題性は彼女が白衣に身を包み、真っ赤なルージュで妖しく歌うMV(ミュージックビデオ)。その官能的な映像と、少し掠れたハスキーな歌声が見事にマッチして、何かイケナイビデオを見ているような気分にまでさせるような衝撃的な物でした。拡声器で歌うというのもかなり独特。キャッチ—なメロディに聴く者の興味を駆り立てる世界観。まさに椎名林檎ここにあり、と世間に知らしめた作品ではないでしょうか。

■シックな曲調からサビでの盛り上がりが引き立つ「ギブス」

こちらは椎名林檎の声の魅力が前面に出されている楽曲の1つといえる曲。静かな伴奏で少し掠れた彼女の声が活き、そのどこか孤独感や空虚感を感じさせるような世界へ惹き込まれていきます。静かな曲調で進みますが、サビでは爆発的に勢いを増し、アタッキーな声、キャッチ—なメロディーが聴き手の耳に印象を強く刻み込む…そんなインパクトのある楽曲。また歌詞も彼女の独特な言語感覚が活かされ、英語の部分を漢字や記号を織り交ぜた表記にしてあるところが聴き手の興味をそそります。

■ジャジーなリズムで何度も聴きたくなる「真夜中は純潔」

椎名林檎の表現する世界観は独特でありながら幅広く、デビューした当初はロックなのかとも思われがちでしたが、多様な音、リズムを駆使して表現するジャズ楽曲はまさにクール。「真夜中は純潔」はまるでジャズのコンサートでも聴いているようなボリューム感のある楽曲で、一度聴くと耳に残り、また聴きたい!と思わせる魅力があります。
MVがアニメ風になっているもの面白く、椎名林檎のセンスの良さを感じずにはいられません。また、こちらでも歌詞を見るとかなり独特な表現がされており、まるで古語を読んでいるような表現が逆に新しく感じられる、不思議な楽曲です。

■NHK連続テレビ小説の主題歌になった「カーネーション」

2008年から椎名林檎は東京事変としてソロではなくバンドとして活動を始めました。天才アーティスト集団とも言える東京事変。その楽曲のどれもが素晴らしく、彼女の魅力も発揮された物でしたが、2012年に解散。その少し前にソロ名義で発表されたのがこの「カーネーション」です。
今までの椎名林檎のイメージとは少し違う、シックで落ち着いた曲調に切ない歌声。囁くような歌いだしが色っぽく、デビューから大人の女性に成長した彼女の余裕を感じることが出来ます。静かな中にも低音は力強く、高音も美しく伸びる。そして彼女独特の掠れた吐息も存分に堪能できる、まさに声の魅力をぎゅっと詰め込んだ一曲です。

■2015年発売の「長く短い祭」はテクノでジャジー

2015年、コカ・コーラの2015サマーキャンペーンCMソングとなったのが「長く短い祭」。ジャズピアノのリズムにどこかテクノな雰囲気に収録された椎名林檎の声が不思議な魅力を持って響きます。
先進的で独創的。一度聴いただけでは把握しきれない程の魅力を持つ楽曲であり、だからこそもう一回、もう一回と何度も聴きたくなる…そんな中毒症状を起こす様な、まさに椎名林檎マジックの詰まった楽曲です。意味深なMVも相まって多くの人を惹きつけ、離しません。

デビュー当時から、ソロとして、東京事変として、衰えることの無いその人気の理由は、変わらないのではなく、成長し続ける彼女の女っぽさ、そして追求し続ける新しい可能性にあるのではないでしょうか。
デビュー当時は「色っぽさ」を売りしているような印象がありましたが、今では年齢がそのイメージに追いつき、自然体でいるのに妙に色っぽい魅力を作っている印象を抱かせます。その証拠として、化粧品のCMタレントとして起用されるなど、音楽だけでなく、彼女自身の美しさにも注目が集まっているのが伺えます。まだまだ成長を続けている椎名林檎。今後どのような世界観を生み出していくのか、楽しみですね。

  • minp!音楽ニュース(2015年12月31日)
  • 制作協力:okmusic UP's