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「コウノドリ」ライブで清塚信也がBABYの曲を熱演、綾野剛のエピソードも明かされファンを魅了

綾野剛が産科医・鴻鳥サクラを演じるTBS金曜ドラマ「コウノドリ」。2015年12月15日(火)にサクラのもう一つの顔・ピアニスト・BABYのピアノ曲の作者であり番組の音楽監修も務めるピアニスト・清塚信也による「コウノドリ X'masライブ」が、劇中でも登場するBLUES ARRAY JAPANにて行われた。

この日会場に集まったのは、番組ホームページで募集され、10倍を超える競争率の中から選ばれた好運なコウノドリファンとあって、清塚が演奏するBABYの素敵なピアノ曲と、曲ごとに丁寧に紹介される制作背景や裏話に、ドラマで使用されたシーンを思い出しながら、うなずいたり、目を閉じて熱心に聴き入る姿が印象的だった。

また、ドラマを手掛ける土井裕康監督が登場し、清塚と「コウノドリ」についてアツく語るトークセッションが行われ、2人から次々に飛び出す主演の綾野剛や番組制作のエピソードに、会場からは笑いや拍手などが巻き起こるなど、集まったファンにとってはたまらないコンサートとなったようだ。

■制作秘話とともに奏でられるBABYの曲にファンはうっとり

ライブは、第1話の冒頭を再現した「My Baby」、「Minor Heart」の2曲メドレーからスタート。「My Baby」は、最終話で明らかになるというBABYの原点ともいえる曲、続く「Minor Heart」はジャズ、クラッシク、ポップスなどいろいろなジャンルの要素が詰まった、自由奔放な演奏を信条とするBABYの代表曲。

続いて、3話目の冒頭、星野源演じる四宮医師が過去の手術に夢でうなされるシーンで流れた「OVER THE RAINBOW」、そして5話でサクラが幼い頃過ごした思い出深い施設で暮らす子供たちの前で披露した「Twinkle Twinkle Little Star(きらきら星)」、さらに7話と8話で演奏されたサクラの「父親の存在」をイメージしたという「Maze,Blaze&Raze」が続けざまに披露された。

MCで、BABYのオリジナル曲ではない「OVER THE RAINBOW」について、あくまでもBABYのオリジナル曲にこだわる綾野から、「キヨちゃん(清塚のこと)、オレは(この曲は)弾けないよ。」と、最初は難色を示され、監督からも「なんとかならないかな?清塚くん」と相談されて、困ったと明かす清塚。結果、BABYらしくアレンジしたバージョンを作り、綾野の前で実際に演奏しながらなんとか説得に成功したという、苦労エピソードが披露されると、会場から笑いが起こる。

また、7話の冒頭でサクラが「Maze, Blaze&Raze」を弾きながら、清塚の演じる滝賢太郎と会話するシーンに触れ、会話しながらの演奏は、通常の演奏シーンのように事前に録音することが難しく、全て綾野自身によるピアノ演奏だったと明かされ、ファンも納得の表情。

あらためて1年に渡る清塚と綾野のピアノ特訓の成果があらわれたシーンだったようだ。

■トークセッションでは、清塚と綾野のBABY作りの秘話が明かされる

続いて、土井裕康監督が登場したトークセッション。

土井監督は「ゲストと紹介され、みなさん綾野剛か星野源が登場すると思っている中、こんな普通のオジサンですみません」と登場、清塚も「綾野が大好きな土井監督です」と紹介し、会場の笑いを誘う。

また、土井監督は、BABYの曲の多さ、アレンジの多彩さに触れ、産科医としてのサクラの心情を表すため、曲とアレンジが次々に増えていったと明かした。そしてそんな監督の要望に応え、数時間で曲をあげてくる清塚と、短期間で曲をマスターして撮影に臨む綾野に驚いたと、2人の労をねぎらう。

一方、清塚からは、綾野の演奏シーンで、一つだけ音が違っていることに気づくが、監督やスタッフは今の演奏が完璧だと思っおり、切り出しづらい空気の中、あえてリテイクを切り出すのが辛かったと話す。

続いて、清塚から監督に気になる登場人物は?の質問に、吉田羊演じる小松をあげた「彼女が現場にいるだけで、安心感がある」とコメント。清塚から原作の鈴ノ木ユウも同じく小松を挙げたと明かされ、会場のファンも一様に納得した様子。

また、昼の部で行われた鈴ノ木とのトークセッションで、原作でもドラマでも女性の影がちらつかないサクラについて、ゲイ疑惑が浮上し、相手は滝か?四宮か?で盛り上がったとのエピソードに、会場も思わず爆笑。

最後に、1番印象に残ったシーンを聞かれた土井監督は、第2話で小栗旬演じる永井が、事故に遭った妻の命を諦め、お腹の赤ちゃんを選択したことに、BABYが涙ぐみながらピアノに気持ちをぶつけて演奏するシーンを挙げ、「このシーンは忘れられない」と語り、エピソードトーク満載のトークセッションは終了。

■「Baby,God Bless You」は、全ての新しい命を祝福する、綾野と清塚が作り上げた思い入れのある曲

ライブ後半の演奏パートでは、BABYのテーマ曲として綾野と一緒に作り上げた「Baby, God Bless You」、3話で盲目の少女と連弾し4話で小松の前で披露された「Brightness」、1話の冒頭と3話の少女が訪れたライブで披露されたBABYが立ち上がって演奏する「Sound Seeker」を披露。

「Sound Seeker」の演奏は、まるでBABYが乗り移ったかのような力の入った演奏で、会場からも拍手喝采。演奏後、「取り乱してすみませんでした」と息を切らしながら話す清塚が印象に残る曲だった。

MCでは各曲のエピソードを明かす清塚。

「Baby, God Bless You」は、綾野と清塚で一から作り上げていった思い入れのある曲で、劇中で「生まれてきておめでとう」と母と赤ちゃんにかける言葉に込められている「どんな未来があるにせよ、全ての新しい命の誕生に祝福する」という思いを表現したと話す。

「Brightness」は、輝かしい人生をBABYが楽しく弾く曲で、第4話では小松の前で小松を見上げながら肘まで使った演奏を披露し、撮影現場でもそのシーンに「かわいい!」と評判だったと明かし、会場からも歓声があがる。

また、「Sound Seeker」の立って演奏するというスタイルは、昼の部に登場した原作者の鈴ノ木ユウ曰く「最初、BABYの焦りから立って弾いたのがきっかけでいつの間にかそれがトレードマークになった」とことで、実際にはとても難しいその独特の演奏スタイルを実現する為にこの曲を制作したと明かした。

ライブの最後では、最終話で披露される予定の「Baby, God Bless You」のクリスマスアレンジ「Holy Night」バージョンと、サプライズでmiwaの歌うドラマ主題歌「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」のピアノアレンジバージョンが披露され、会場はコウノドリを彩る素敵な音色に包まれた。

清塚が退場後も、観客からの拍手が鳴り止まない中、清塚が再登場し。見事な演奏テクニックが満載の「トルコ行進曲〜清塚バージョン」に、集まったコウノドリファンも大満足のライブとなった。

■「コウノドリ」最終話は12月18日(金)放送

サクラのもとに届いた手紙。懐かしい人との再会。
初めて知る出生の秘密に、サクラは何を思うのか—。
疾患を持って生まれた子どもを受け入れられない両親に、
医師はどう寄り添うのかー。

今回演奏された「Baby,God Bless You」のXmasバージョンも披露され、展開が気になる最終話は、12月18日(金)22時よりTBS系で放送される。

  • minp!音楽ニュース(2015年12月16日)
  • 制作協力:okmusic UP's